ベシャメルソース
イタリア料理というと? オリーブオイルやオリーブの実、トマトソース、およびそれらを使ったパスタ料理やピッツァを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか? 確かにこれもイタリア料理ですが・・・でもこれは地中海に面した南イタリアの料理の特徴です。イタリアの北部は、フランスやスイスと接しており、その影響からミルクを使った料理・・・バターや生クリームをふんだんに使った濃厚なソースが特徴です。
たとえば、グラタンやパスタのソースとして利用されるベシャメルソースです。基本のレシピを押さえれば、あとは自由にアレンジして応用が利きます。ベシャメルソースの命はその滑らかさにあります。牛乳は脂肪分の多いもののほうがこってりとした濃厚な味になります。
◆材料(約4人分)
・牛乳・・・500cc(脂肪分が多いもののほうが滑らかでお勧めです!)
・小麦粉(薄力粉)・・・30g~50g(仕上げのかたさで調整。ふるいにかけておきます)
・無塩バター・・・50g
・塩・・・ふたつまみ
・ナツメグ・・・小さじ1/2杯
◆作り方
1.まず牛乳を沸かしておきます。
2.別の鍋を火にかけて温め、バターと小麦粉を入れ、バターを溶かしながら焦げないように小麦粉に絡めていきます。プツプツとしてくるまでかき混ぜることで粉臭さが無くなります。だまにならないように気をつけましょう。
*厚底の鍋を利用すると焦げにくいです。火は弱火にします。
3.ペースト状になったら、牛乳を50cc加え、さらに50cc、50cc、100cc・・・と少しずつ加えていきます。だまにならないようペースト状になったら、次の分の牛乳を加えていくようにします。
*常にかき混ぜ、滑らかに、焦げ目をつけないようにすることが大切です。
4.塩とナツメグを加えて、さらにとろみが増したらできあがり!
グラタンやラザニアなどに利用して召し上がれ!